「アニー基金」プロジェクト通信 ( 平成30年9月 )


 台風の雨と風!!子ども達の心の中は、きっと揺れている状態に通じるかと思います。
実親の様子が不明なこと、施設内での揉め事、又は里親たちとの共通点の無さ・・・。誰かに頼って、自分を導いてくれる大人がほしいと何度も考えるのでしょうか。
そういう組織として、「アニー基金」プロジェクトが多くの子ども達に頼られるように、もっと頑張ってまいります。
私たちの願いとして、「親子相談所」を述べてまいりました。それに準ずるものとして、厚生労働省は、フォスターリング機関と名付けて、里親の開拓、研修、支援、実親対応、自立支援、家庭復帰支援をもっと力を入れて、来年度より実施することになりました。しかし、子ども中心の政策とはなっていません。
心の起伏の問題とカウンセリング期間の長期化は、どうしてくれるのでしょうか。まだまだ問題化されるべきことがあります。
養護施設と里親とのつながりと研修体制の少なさ、子ども達の心理カウンセリングが終了するまで続けること等です。
心の台風を納める方法を、もっともっとよく知るべきです。この子らの年齢制限は、20歳の誕生日までで終わります。この状況を打破しようと「呼びかけ」を厚生労働省に行っているのが、「親子相談所」の署名活動です。
一人でも多くの方々に、ご理解をいただけるよう、今後も継続して周知していきたいと思います。

1. 定例報告 

(日付)             (行事報告)
4/18(水)  プロジェクト会員 よつば総合法律事務所訪問
 〃     返済方法の変更と未払いの子への対応相談
4/20(金)  青少年支援団体・池袋・村中弁護士 面会 (貸付者同伴)
5/15(火)  法務省・協力会社 総会と研修
5/25(金)  「アニー基金」プロジェクト 総会
5/27(日)  千葉県里親会 総会
5/29(火)  「親子相談所」のPR用紙 発注
5/31(木)  全国里親会・河内会長と事務局に面会
7/5(木)   自民党本部にて試写会「子ども食堂にて」出席、PR
7/6(金)   定例会
7/8(日)   関東ブロック静岡 里親大会
7/27(金)  一宮学園 自立支援 はじめの一歩後援会との打合せ
9/7(金)   定例会
9/18(火)  流山市倫理委員会「保護司と協力会社の仕組み」 出席、PR

2.  子ども達への給付と貸付けへの問題点

生活クラブの千葉県が中心となり、パルシステム千葉となのはな生協が、施設や里親会と一緒に、里子や施設の子らに生活費や学費を寄付することを、昨年度より始めました。
又、社会福祉協議会が県の代りに、実親の保証がなくても貸出してくれるようになりました。
少しずつではありますが、各団体が子ども達に向けての支援の輪を広げてくれている事に、とても嬉しく思います。しかし、対象者については、新入生や新卒の就職希望者ばかりなのが現状です。長い目でみての困りごとに対して私ども、「アニー基金」プロジェクトのように、長く面倒をみることが必要です。
一番大切な事が実現できていない事に、子ども達の視点で、改善をしていただけることを強く望んでいます。

3.  虐待児から大人への道は険しい ~ 26万円の貸出し ~

去年からの貸出しで、義父からの虐待にあってきた32歳のK君のお話しです。26万円をしっかり、その月に稼いだ給与から返済をしてくれています。2週間に一度は電話もきています。布団や食器、レンジ等、生活で足りてない部分もたくさんありながらも、コツコツと返済をしてくれている事は、アニー基金の皆さまとの繋がりを大切に考えてくれているのだと思います。
K君のこれからの生活もしっかり立て直せていけるように、今後も応援してまいります。

4.  同封している署名について

子ども達を支える施設や里親への支援は、次から次へと法律も改正されて、良い方向に向かってきています。それでも、子ども達は年齢制限のある中で、「心の安定をしっかり自分のものとする」訓練は、何もなされていません。
30歳を過ぎても、「虐待」という言葉を聞くだけで、しゅんと背筋が固まってしまう大人になったY君。実親との縁が切れてしまった生活の中、義父も「ごめん」と言えず、お互いに顔も合わせられません。
虐待の成り行きをみているだけに、問題点がたくさん見えてきます。
ぜひ、「親子相談所」の機能をもった組織づくりをしてほしいと、法務省や厚生労働省に訴えていきたいと思います。皆さまのお力を貸して下さるよう、心よりお願いを申し上げます。
また、自民党本部での試写会では、「こども食堂にて」を見せていただき、たくさんの子らの苦悩を見ました。私たち里親にしては、当たり前の苦労ですが、議員さん達を泣かせていました。そんな中で、「親子相談所」がどれほど大きな成果をあげられるか、法改正を交えてお願いをしてきました。


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